手技による効果

マッサージについて

動作を作り出すには関節が正常な範囲内で完全に動かなければなりません。
そのためには関節を動かす骨格筋が、思い通りに収縮・弛緩を行う必要があります。マッサージの目的は、「筋肉や関節の状態」を良くすることにあります。
マッサージというと、まず「もむ」ことを想像しますが、あらゆる状況に対応するため、いくつものテクニックが用いられます。

例えば、もむ以外にもさすったり、圧迫したり、叩いたりする方法があります。
また、同じ「もむ」という行為ひとつとってみても、手のひらを使うのか親指を使うのかで刺激の与え方が変わってきます。こうした、さまざまな方法は目的や患者様の身体の状況に応じて選択されます。また、患者様とコミュニケーションを図りながら最適な力加減で行います。
当院が取り入れている手技を紹介します。

施術風景

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1 圧迫法(あっぱくほう)

筋肉を押す手技です。筋肉に対してダイレクトに力が加わる分、強い刺激が与えられます。

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2 運動法

体の特定部位を一定方向に動かすテクニックのことです。一定方向に繰り返し動かすことで筋肉の伸縮が繰り返され、筋肉が活性化されます。

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3 強擦法(きょうさつほう)

親指を垂直に押しあて、対象部位にねじ込むように動かします。関節にたまった老廃物を血中に排出させる働きがあります。

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4 軽擦法(けいさつほう)

最初に軽く擦ることで、筋肉の張りを取ったり緊張を緩めます。また最後に行うことでもみほぐした筋肉を落ち着かせます。

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5 伸展法(しんてんほう)

筋肉を伸ばすストレッチ法のことです。筋肉や腱の緊張緩和や血行の促進効果をもたらします。

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6 振戦法(しんせんほう)

小刻みに振るわせて振動を与えます。神経系の機能を高め、興奮を鎮める効果もあります。

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7 叩打法(こうだほう)

手のいろいろな部分を使ってリズミカルに叩く方法です。部位や目的にあった適切な刺激が与えられます。

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8 揉捏法(じゅうねつほう)

もむテクニックです。マッサージの方法として最もポピュラーです。

IDストレッチング

IDストレッチング(個別的筋ストレッチング)とは主に伸張性の低下した個々の筋肉を対象とし、可動域および柔軟性の改善などを目的として個々の筋繊維の走行および筋連結を意識した他動的ストレッチングです。

6つの効果

  • 筋肉の緊張の低下
  • 柔軟性の改善
  • 筋痛の緩和
  • 血液の循環の改善
  • 傷害の予防
  • 競技的パフォーマンスの向上

普通のストレッチングとの違いは

普通のストレッチングは専門的知識はさほど必要としないが、個別的筋ストレッチングは筋肉に関する解剖学的知識が豊富で、筋肉の走行や触診技術が必要である。

施術風景

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1 脊柱起立筋

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2 三角筋

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3 上腕二頭筋

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4 大腿直筋

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5 大殿筋

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6 半腱様筋

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7 腓腹筋内側頭

関節マニピュレーション

機能不全を起こした関節に加えるセラピスト(治療者)の手による検査・治療のことを言い、関節面に平行な方向への操作(オシレーション)と関節面に対して垂直な方向への操作(牽引)の2つの方法があり、その目的は関節の遊びを使って関節を動かすことにより骨格筋に最大の無痛運動を回復させることにあります。その手技には7つの効果があり、それらにより骨格筋に最大の無痛運動達成します。

7つの効果

  • 関節の柔軟性の増進
  • 位置欠陥の矯正
  • 筋肉のリラクゼーション
  • 滑膜ヒダのロッキングの開放
  • 滑膜ヒダのロッキングの開放
  • 椎間板ヘルニアの軽減
  • 心理的効果

注意点

この手技は、解剖学に詳しく、なおかつ経験豊富なセラピストでなければ、かえって傷害を拡大する恐れがあるので気を付けていただきたい。なお、この手技のよって筋肉痛が発生する場合がありますが、治療後12時間以上続く場合以外は問題ではありません。治療と治療の間隔ですが、2日程あけるのが適当であると思われます。

施術風景

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1 胸椎回旋制限

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2 頚椎腹側滑り

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3 肩関節外転制限

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4 肩関節内旋・屈曲水平内転制限

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5 腰椎腹側滑り

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6 肩関節外転制限

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7 足関節底屈制限

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8 足関節背屈制限

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9 膝関節伸展制限

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10 肘関節離開